Fujiの学習帳

日々の学びを共有します。

5月5日 ITパスポートの学習 経営・組織論 / 業務分析・データの利活用

Fujiの学習帳へようこそ。

こちらの記事では、私の日々の学びをレポートし、皆さんに共有します。

今回は「ITパスポート:経営・組織論」の学習です。

引用元は、資格の大原 情報処理講座「ITパスポート 合格テキスト&例題」です。

(下記の書籍は、私の使用しているものとは異なる可能性がありますが、同じく資格の大原さんが出版しているものです。)


 

 

 

・企業活動と経営資源

経営理念

多くの人間が、共通の価値観のもと、有機的に結びついた組織体である「企業」、この企業の共通の価値観を、「経営理念(企業理念)」といいます。

企業は、中長期的な経営戦略、短期的な経営目標、経営計画を立案し、活動をします。

 

ステークホルダ

「利害関係者」のことを指します。お客さんや地域、役員などが、これに該当します。

企業活動は、法律や社会規範を守るだけでなく、ステークホルダからの要求にもたいおうする必要があります。

 

ディスクロージャ

「情報開示」の意です。適切な説明と、積極的な情報開示をすることで、コーポレートブランド(ブランド価値としての企業名)を高め、他社との競争に優位に働きます。

また、これは企業に作成義務がある、「損益計算書」「貸借対照表」を公表することを意味します。

 

グリーンIT

省電力化など、環境へ配慮したITのことを指します。

 

CSR(Corporate Social Responsibility)

地球や社会の環境からの要請、これに対する責任のことを言います。

 

SDGs(SustinableDevelopment Goals)

国連が提示する、持続可能な世界を実現するために、2030年までに達成されるべき17の開発目標のことです。

 

経営管理

経営管理

経営資源」と呼ばれる人、物、金、情報を、効率的に活用するために行うものです。

 

PDCAサイクル

計画(plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)

この4つを順番に実行し、経営管理を行う、伝統的な手法です。

この手法により、品質の向上や業務改善に結び付けます。

 

BCP(Business Continuity Plan)

「事業継続計画」のことです。

経営においての最悪の事態を想定し、その対策を練ることです。

いち早く復旧し、経営を再開することを目的とします。

 

BCM(Business Continuity Management)

事業継続管理」のことです。

上記のBCPを実行するために必要な資源を管理することです。

 

OJT(On the Job Training)

職場内で、実践を通して行われる、人材教育の手法です。

上司や先輩から、直接教育をしてもらい、知識や技能の習得を目指します、

 

OffJT(Off the Job Training)

職場を離れて行われる、教育実習のことを指します。

e-learningなど、インターネットを活用して、知識や技能の習得を目指します。

 

ダイバーシティマネジメント

企業が、少子高齢化グローバル化に対応し、国籍や年齢などに関係なく、人材を受け入れることです。

 

・経営組織

職能別組織

経理部や営業部、製造部などといった、その人の仕事内容(職能)によって、人材を区分する組織構造で、最もスタンダードなものです。

 

事業部制組織

製品別、地域別など、企業内でいくつかのグループを形成する組織構成です。

この場合、責任は各部署ごとに負います。

簡単に言えば、社内のチーム対抗戦です。

 

マトリックス制組織

職能別組織と事業部制組織の両方を取り入れた組織構造です。

A製品の経理担当なら、「経理部」「A製品部」の2つの部署に属します。

 

プロジェクト組織

あるプロジェクトのために集められた組織です。

臨時的なもので、プロジェクト終了後は解散します。

 

社内ベンチャ組織

新しい事業を始めるにあたり構成される、独立した組織です。

 

カンパニ制組織

事業部制組織の進化系のようなもので、仮想的な独立組織です。責任の所在が明確になり、迅速な意思決定が可能になります。

 

ネットワーク組織

目的のため、企業や部門の枠を超えて、専門家が集まった組織です。

それぞれの立場は対等で、自律的な組織構造です。

 

・役員

CEO(Chief Executive Officer)

最高経営責任者」のことです。

企業の代表であり、社外に対する責任を負う立場です。

 

COO(Chief Operating Officer)

「最高業務責任者」のことです。

第二の経営責任者であり、企業の運営の責任を負う立場です。

 

CIO(Chief Information Officer)

「情報統括役員」のことです。

情報システムを管理する最高責任者で、社内システムの整備などを行い、経営戦略と情報戦略について、評価を行います。

 

CFO(Chief Financial Officer)

「財務担当役員」のことです。

財務戦略の責任を負い、資金の調達や運用を判断します。

 

・ITの活用

ビッグデータ

多種多様であり、かつ大量の情報のことを指します。

コンピュータの発達に伴い出現したものです。

 

第四次産業革命

AIやビッグデータなどを活用し、複雑な作業が機械に任せられるようになりました。

 

・業務分析

業務フロー

業務の流れを示すものです。

 

パレート図

柱状グラフと折れ線グラフを活用したもので、柱状グラフは項目の大きい順に並べ、折れ線グラフは棒グラフの数値の累積を表します。

項目ごとに優先順位、重要度を把握するのに、よく用いられます。

 

ABC分析

パレート図を用い、項目ごとに3つのグループに分ける方法です。

在庫管理の場面でよく用いられ、上位7割がAグループ、7-9割がBグループ、残りがCグループといった具合に分けられます。

 

定期発注法

ABC分析のAグループに属する物の在庫管理手法です。

単価がある程度高く、販売利益(点数)が高いものに用いられます。

いわゆる、店の主力商品です。

毎回同じ時期に発注をしますが、その時の在庫のように応じて発注量を調整するため、不定量の仕込みになります。

 

定量発注法

ABC分析のBグループに属する物の在庫管理手法です。

単価が安く、販売利益(点数)がそこまで高くないものに用いられます。

在庫が一定の量まで減ったら、そのタイミングで一定量を発注するので、仕込みの時期は不定期です。

 

二瓶法

瓶を2つ用意し、1つの瓶の商品が無くなったら発注、仕入れの間にもう1つの瓶の商品を販売する、といったイメージの手法です。

入れ物が増えることもあり、また別名を二棚法・三棚法とも言います。

 

機会損失

「品切れ」の意です。

商品を売るタイミングを逃した、ということです。

機会を逃しただけなので、金銭的な損をしたわけではありません。

 

特殊要因図

結果(特性)と原因(要因)の関連性を整理するため用いられるものです。

その見た目から、別名「フッシュボーン」とも呼ばれます。

 

・データの可視化

円グラフ

全体を100%とし、割合を示すのに用いられます。

同様に割合を表すものとして、「帯グラフ」のあります。

 

折れ線グラフ

時系列を追った情報を可視化するのに用いられます。

 

レーダーチャート

多角形状の図表で、全体のバランスを示すのに用いられます。

 

ヒストグラム

いくつかの区分に分類し、それぞれのデータを柱状に示す図表です。

別名「柱状グラフ」とも呼ばれます。

 

散布図

縦軸と横軸に、関連性のある項目を用意し、その相関性を示すのに用いられます。

プロット(打点)が帯状に並び、その帯が右肩上がりならば「正の相関」、右肩下がりなら「負の相関」があるといいます。

帯の幅が狭いほど、その関連性は強く、幅が広いほど弱いと判断できます。

プロットが一直線に並んだ場合、それを「完全相関」と呼びます。

また、プロットが帯状にならず、表の中に円を描くように散らばった場合は、相関が無いということになります。

 

・データの活用

データサイエンティスト

集められたデータを、様々な技術を用いて分析し、活用する方法を見出すことを「データサイエンス」といい、それを行う人のことを指します。

 

データウェアハウス

蓄積された社内のデータをすべて統合したもののことを指します。

 

クレンジング

データを整理するにあたり、各部署ごとのデータ収集方法などを整頓することを指します。

 

BI(Bisiness Intelligence)

経営にかかわる情報を分析し、実際に役立てることです。

 

データマイニング

大量のデータの中から、優良な情報を探り当てることです。

 

デシジョンツリー

問題に対して処理する方法と、その条件の関係を表したものです。

別名「決定木」とも呼ばれます。

 

シミュレーション

コンピュータなどを用いて行う実験のことで、予測を考慮した評価をするためのものです。

 

・在庫管理

個別法

一つ一つの商品を、個別に管理するものです。

単価が高く、点数の少ないものに用いられます。

 

発注点

定量発注法にて使用する、発注をするタイミングを決める、在庫の残りの数です。

 

・問題解決法

ブレーンストーミング

問題解決の案を出す討論の手法の一つで、

1、他人の意見を批判しない

2、質より量を重視

3、自由奔放で実現不可能な提案も可

4、ほかの人の意見と自分の意見を合わせるのも可

以上のルールに則って行われます。

また、これは会議とは異なり、結論を出すためのものではないため、時間になったら直ぐに終了します。

 

【終わりに】

今回はITパスポートの「経営・組織論」「業務分析・データ利活用」の項目についてまとめました。

次回は「会計・財務」の項目についてまとめたいと思います。

皆さんの学習の参考になれば幸いです。

 

【引用文献】

資格の大原 情報処理講座(2008).はじめてのITパスポート 合格テキスト&例題(改訂5版) 大原出版株式会社